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2024.11.20 | 役員ブログ 株式会社コプロロジスティクスの圧倒的品質とその理由

コプロロジスティクス取締役の秋山です。

コプロロジスティクスの物流と他社の物流の違いについて、「そもそも物流って何?」というところから、お伝えしたいと思います。物流に対する考え方の違いを少しでも感じていただければ幸いです。

物流倉庫の仕事とは

物流倉庫の仕事に対して、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?

注文に合わせて商品をピッキングすれば機械が合っているか判別をしてくれるので間違えることはなく、あとは送り状を貼って出すだけの簡単な仕事。そういうイメージを持たれている方も少なくありません。

たしかにそのイメージ通りの部分もあることは間違いありませんが、物流倉庫の仕事で最も大事なことは「初めての人が作業をしてもミスが発生しない仕組みをつくること」にあります。ミスが起きない仕組みが構築されているからこそ、簡単で誰にでもできる仕事に思えるのです。

Data Converter デジアナ変換

EC物流の仕事は商品を発送することではありません。弊社ではEC物流の仕事は、データの変換業務と考えています。ネットで商品を買った時、その注文は注文データとして販売会社を通じて物流倉庫へ流れます。物流倉庫内部では注文データがピッキングリストという紙に変わり、ピッキングリストは実体のある商品へと変換されてご家庭に宅配されるという流れです。

物流倉庫の仕事は、このデジタルデータからアナログである商品への変換を、ミスなくロスなく行うことなのです。

デジタルとアナログの融合と個別最適化

一般的に、物流倉庫ではWMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)という専用のシステムを使用しており、WMSに注文データをインポートしたところから業務がスタートする場合がほとんどです。しかし、弊社の場合はお客様が商品を購入しデジタルデータとなったところから、業務がスタートします。デジタルデータの段階でどのような商品がどのくらい売れているのかを把握し、それに対してどのような方法で変換[発送業務]を行えば、ミスなくロスなく作業が完了できるかを細部に至るまで分析します。

このデジタルデータの分析によって作業の全体の方向性を決定し、つづいてアナログ面の分析/設計段階に入ります。アナログ面とは実体のある商品であり、物流機材であり、人です。その商品はどのような大きさ・重さなのか、作業レーンの長さ・高さは何cmがよいのか、作業時にはどのような動作が発生するのか、作業者のミスはどこで気づくことができるか、作業者にはどのように何を指示すべきか、管理者は作業者の何を注意すべきか、など非常に多岐に渡る項目を分析/検討します。このデジタル・アナログ両面のデータを融合・分析することによって、弊社だけが可能なレベルの物流を実現しています。

0から創造できる強み

膨大なデータを分析/検討することによって、理想の手法、機材、動作が具体的なイメージとして表れてくるのですが、それはあくまで理想であって、残念ながら必要な機材やシステムが世の中にない場合も非常に多くあります。

通常であれば夢物語で諦めるところなのですが、弊社では必要な機材やシステムも自社で設計・開発・製造してしまいます。商品として販売するものではないので見映えが決して優れたものではありませんが、必要なのはあくまで機能です。物流機材の設計と作業の設計がリンクし一体となって行われるためにロスが発生することがなく、絶大な効果を発揮しています。

▲弊社が独自に設計、製作したカメラ付き作業レーン(全長10m)の一部
▲ミス防止のために箱内部が確認できる作業レーンと作業数制御のための開閉式ゲート

圧倒的な品質の理由

弊社にお越しくださる物流関係の方も多いのですが、非常に多くの方が弊社の作業を見て驚かれます。物流関係者なので作業自体は見慣れているはずですが、本当に目を丸くして驚かれる方も多いです。物流のプロに驚かれることは、大変誇りに思います。

どうしてそれだけのレベルの違いを実現できるのかというと、お話できない部分も多くありますが、そのうちの1つは「ダブルチェックをしない」ということです。

ダブルチェックを行う物流会社は多いのですが、ダブルチェックではミスを0にすることはできません。1/100の確率で起きるミスを1/10000の確率にするだけです。ミスが起きるのはダブルチェックをしないから、ではなく、それ以前の工程に問題があるからです。問題の原因を解決しないことには問題の発生がなくなることはありません。

弊社に見学に来られる方はアナログ面に注目しがちですが、こうしたデジタルな数字に対する意識の高さ・認識の違いが弊社の品質を保証する裏付けとなっています。

最後に

改めてコプロロジスティクスとはどのような会社かと申しますと

徹底的に細部まで行うデータ分析によってデジアナ変換のロスをなくし、圧倒的な物流を0から創造する物流倉庫

です。

物流のご相談、あるいはちょっとだけ話を聞いてみたい、見学してみたいなどの要望がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

取締役  秋山 亮