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2025.01.07 | 役員ブログ 2024年を振り返って~2025年へ向けて

明けましておめでとうございます。
株式会社コプロロジスティクス 取締役社長の野口ひろ子です。

前回のブログでは、「株式会社コプログループホールディングス」の設立、それに伴う当社の社名変更、ロゴに込めた想い、コプログループの関連会社紹介、コプログループの連携などについて書きました。

さて、新年を迎え、改めて2024年を振り返ってみますと、一言、「試練の年」でございました。

コロナ禍の最中、外出自粛によって対面販売がしづらい社会において、EC通販市場は驚異的に拡大しました。その市場拡大に伴い、EC通販やEC物流に携わる企業が増大し、大手通販・物流会社はその資本力を元に、より便利で安価なサービスを提供するようになりました。

そして徐々に社会がコロナ禍前の姿を取り戻す中で、EC通販市場の成長率は鈍化し、3期連続で全体の増収率が悪化し、約4割の企業が減収に転じました。

人件費や段ボールなどの資材費が高騰しているにもかかわらず、価格競争はますます激しくなり、安価で、高付加価値のサービスを提供できる大手企業に案件は集中しています。小規模のみならず、中規模の老舗企業ですら、経営不振に陥るケースも出ているという状況です。

当社も、もちろんその影響を強く受けており、以前の単価では新規継続案件の受注が難しい状況が続き、加えて既存案件の販売数(発送数)も下降傾向にありました。

さらに追い打ちをかけるように、前年まで定期的に受注していた大型発送案件がなくなり、なんとかスポット案件を受注して乗り切ってきましたが、立ち上げ当時以来の苦しい1年となりました。

そのような苦しく厳しい状況でありつつも、コプログループ連携のサービスを中心に懸命に営業活動を行ってまいりましたが、秋以降、その努力が結果として形になってきました。

コプロシステムのかつてのお客様と久しぶりにお会いした際、「実はいま通販事業の拡大を考えている。過去の実績からコプログループを信頼しているので、ぜひ相談に乗って欲しい」というお話を頂き、現在までに複数の大型案件の発送を担当させていただいております。

他にも、これまでは販促物の発送のみだったお客様からEC通販の発送をお任せいただいたり、コプロシステムで管理しているスポーツ系や芸能系のファンクラブグッズのEC通販やイベント物販の同時通販の発送も担当したりと、当社にとってのお客様層を拡げることができつつあります。

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今となっては、「試練の年」を経験したからこそ、未来に繋がる種を蒔くことができたと思っております。

また、「変わり続けるを、続けよう」というコプログループの理念の元、昨年の社名変更に続き、今年も当社にとっての一大変革を予定しております。内容や時期などについては、追って発表させて頂きますが、この変革によって、当社はさらに物流会社としての実力と経験を積み上げ、品質の高いサービスを提供し、安心してお任せ頂ける企業に成長することをお約束いたします。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

取締役社長  野口 ひろ子