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2025.04.30 | 役員ブログ 物流を“仕組み”から支える。私たちが見ているこれからの物流とは

こんにちは。株式会社コプロロジスティクス 取締役社長の野口ひろ子です。

前回のブログでは、2024年を振り返りつつ、2025年へ向けた思いを書かせて頂きました。

今回は私たちの考えるこれからの物流について、書かせて頂ければと思います。

仕組み化することで、事業成長を支える

私たちが日々向き合っている「物流」というフィールドは、いま大きな変革期を迎えています。
かつて物流は、いかに物を「早く」「正確に」届けるかという、いわば“結果”に焦点が当てられていました。しかし、スキルやシステムの進化で“結果”が同質化し各社の差がなくなってきた現在、そしてこれからの物流は、「どのような仕組みで支えるか」が問われる時代に入っています。

私たちコプロロジスティクスは、物流を単なる輸送や保管の業務と捉えるのではなく、企業の成長を根幹から支える“ビジネスのインフラ”だと考えています。
特にEC市場の拡大により、消費者のニーズはますます多様化・高度化しており、翌日配送は当たり前、時間指定、ギフト対応、返品対応など、消費者から求められるサービスレベルは上がっています。

こうした状況の中で、お客様をサポートする私たちが大切にしているのは、「仕組みで支える」という考え方です。
つまり、属人的な対応に頼るのではなく、誰が担当しても一定の品質とスピードが維持できる体制、業務フロー、情報システム、人材育成など、すべてを“仕組み化”すること。それこそが、クライアント企業の持続的な成長と信頼を得る鍵になると確信しています。

仕組み化というとWMSの活用、受注データ処理のシステム化等、各種オペレーションシステムの導入というイメージもあるかと思いますが、コプロロジスティクスでは、それ以外にも業務フローのマニュアル化、作業工程のコマ割り設計、梱包作業の標準化など、作業やルールの平準化にも積極的に取り組み、それぞれのクライアント企業に最適な仕組み化をご提供しています。

たとえば、あるクライアント様の案件では、多少複雑な作業を伴う案件だったのですが、工程を細かく区切ったコマ割り設計で対応し、コマごとに作業分担することで短期作業スタッフでもミスなく運用できる仕組みを構築しました。その結果、クライアントが以前に委託していた会社では繁忙期に頻発していたトラブルをゼロにすることができたと、ご評価いただきました。これらは、作業の習熟度に依存しない“仕組み化“による成果です。

また、私たちは「物流を改善すること」が、「企業の課題を解決すること」に直結していると信じています。販売機会の最大化、在庫の最適化、カスタマーサポートとの連携など、物流の改善が経営全体に与える影響は計り知れません。

だからこそ、私たちは物流業務のパートナーとして、クライアント企業の皆様と共に、それぞれの企業の課題に合った物流業務改善に全力で取り組んでいます。

想いを届ける物流を実現するために

これからの物流は、コプロロジスティクスのコーポレートスローガン「品物といっしょに、届けたいのは想い。」が示すように、単に「モノを運ぶ」だけでなく、「想いを届ける」仕事へと進化するでしょう。

だからこそ、私たちはシステムや設備の進化に加え、「人が介在する価値」にも注目しています。

物流の現場には、目に見えにくい工夫や最適化の積み重ねがあります。たとえば、ある商品を出荷する際、どの棚からどの順番でピッキングすれば最短で準備ができるか、あるいは、どうすればお客様のブランドイメージに合った梱包ができるか。そうした細部にこそ、私たちの強みが宿ります。

どんなに仕組みが整っていても、最終的にそれを運用し、磨き上げるのは“人”です。私たちは、現場で働くスタッフ一人ひとりが、物流の未来を創る大切な存在であると考えています。

私たちはこれからも、コプログループの一員として、そして物流のプロフェッショナルとして、お客様の理想の実現に向けて最適な仕組みを設計・構築し、共に未来を創ってまいります。

物流に関してお困りごとがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。私たちは、お客様ごとの“最適な仕組み”をご提案します。

取締役社長  野口 ひろ子